呉市 松井様(3年目)

祖父の思いを未来へつなぐ
ずっと安心して暮らせる住まい
 ご主人のお祖父様が、「将来はこの家を譲りたい」と言っていた、築30年以上の戸建て。お祖父様が他界後にその思いを汲み、ご夫婦とお子さんがお祖母様と一緒に暮らせるように、1階部分の全面リフォームを行ったのが3年前だ。
 お祖母様の安全を考えて1階全体をバリアフリーにし、ダイニングキッチンと隣接する和室、広縁を広いLDKに変更。子どもたちが遊べる畳コーナーを対面型キッチンから見える窓辺に設えた。お祖母様の居室にあったミニキッチンは撤去して、介護用ベッドが置ける広い和室に。リフォーム当初はリビングにソファを置いていたが、2人のお子さんが伸び伸び遊べるように撤去して、今はフロアを広く使っている。庭にバルコニーを取り付け、洗面室に勝手口を設けたところ、洗面室、リビング、お祖母様の居室からバルコニーに出られるようになり、洗面室から洗濯物を干し、リビングから取り込むといった動線が家事効率アップにつながったそう。勝手口の上下を網戸にして通気性も採光も良くなったせいか、カビも発生しなくなった。
 主に寝室として使っている2階には、以前サンルームがあり、お祖父様が鳥を飼っていた。引っ越ししてサンルームを撤去したところ、少し前から雨漏りするようになった。気になっていたが、つい先日、マエダハウジングに依頼して屋根工事を行ったそうだ。
 「今は子どもも小さいので1階だけをリフォームしましたが、いずれは2階もライフスタイルに合うようにリフォームしたいですね」と語るご夫婦。この家を愛したお祖父様の思いは孫へ、そしてひ孫へと、これからも受け継がれていく。
模様入りのタイルと3つ並んだカフェ風の照明がキッチンでの仕事を楽しくさせる。
手洗いの壁の木の葉型のエコカラットタイルは、消臭・調湿作用を備えた優れもの。
洗面室側から見た屋根付きバルコニー。向かいの引き戸はリビングへと続く。
[松井様]
2歳の次女、そしてリフォーム直後に3歳だった長女はもう小学1年生。宿題は奥様が見守るダイニングキッチンのテーブルで。