リノベーションで叶える 自分たちらしい暮らし

コーディネートや収納不足
新築マンションに感じた不満を
入居前のリノベーションで解消
【広島市中区 K様】
 4LDKの新築マンションを購入することにしたK様だったが、内覧した際に収納スペースやクロスなど変えたい部分が複数見つかり、「新築でも最大限自分たち好みの暮らしやすい家にしてから住みたい」と、入居前にリノベーションを行うことを決意。ディベロッパーから提示されるオプションの選択肢もあったが、使い勝手がいまひとつでK様が思い描くイメージとはかけ離れたものだった。マエダハウジングに依頼したのは、奥様のご実家リフォームを同社で行ったことがあり、その仕上がりに対する満足度が高かったことがその理由。さらに、ご主人が同社の前田社長と顔なじみだったこともあり、直接依頼したのだとか。
 「でも、マエダハウジングさんは中古住宅リフォームのイメージが定着していたので、私たちが想定しているような小さな工事でもお願いしていいものなのかどうか、最初は半信半疑でした」というK様の心配も杞憂に終わり、女性コーディネーターとのプランニングがスタート。ご夫婦が望むシンプルを基調にモザイクタイルやアクセントクロスをコーディネートし、リビング内には便利な収納を確保。テレビまわりの配線を壁で見えなくしたり、エコカラットやテレビ台などを設置するプランはご主人が担当した。実際のマンションは完成前のため、プランニングは間取り図面を基に進行。工事は引き渡し後に可能になったが、直後ではなく約1カ月後に着工したのは他の入居者の引っ越しが重なることが予測されたからだ。K様以外に工事を行う人も多かったという。
図面&工事内容
リビングのテレビが掛けられた壁は、もともとクロス張りだったがエコカラットに変更したことで高級感ある雰囲気に。
リビングとキッチンを隔てる広い壁には、毎月撮影している娘さんの写真を飾るためにマグネットクロスを採用。
「プランの中でこれが一番のお気に入り」とK様
テレビ配線は5cm前に出した壁の中に収めることで、見た目がすっきりしてホコリをかぶることもないため掃除もラクに。
木目や色にもこだわって造作したテレビ台の左側はスライド式、右側は扉を外倒しにしてガラス入りにし、扉が閉まったままでもリモコンの赤外線が機器に届く
RENOVATION POINT
1.リビングの壁面を多彩に工夫
白いクロス張りの壁は、写真を貼るためのマグネットクロス、収納棚の間にモザイクタイル、テレビが掛けられた壁にエコカラットなど、工夫を凝らして壁面を最大限生かした

2.収納棚をリビングに設けて便利に
各部屋や廊下には収納スペースがあったがリビングにはなく、暮らしていく上で不便さを感じることが予想されたため、ダイニング横の壁を利用して上下に収納棚を造作

3.造作家具は現地で話し合って決定
リビングの収納棚とテレビ台は職人に現地に来てもらい、打ち合わせを行った。
実際に収めるものを細かく挙げ、コーディネーターからは将来を見据えた上での提案も加えられた

4.アクセントクロスで雰囲気を変更
2人の娘さんは各自の部屋で好きなアクセントクロスを選び、寝室は奥様がセレクト。
これも現地で選び、コーディネーターも自信をもって勧めてくれたものに決めたという
収納スペースの新設で使い勝手の良さを高め
シンプルを基調としつつキラキラ感を加えて
自分たち好みの空間に
部屋のカーテンもコーディネーターが提案。
シンプルできれい、そして空間の美しさを邪魔しないものを選び、リビングのカーテンはリリカラ、レースカーテンはフジエテキスタイルから選択
リビングの収納棚は当初壁全面にすることも考えたが、それでは圧迫感が出るためコーディネーターが間にモザイクタイルを張ることを提案。
さらに奥様が「これくらいの大きさの子どもの絵をここに飾りたい」と具体的に要望し、収納棚の中に収めるホットプレートや加湿器など大きいものから小さいものまで採寸をしてから設計を行った
リビング出入り口の壁にはK様がネットで調達した鏡を設置
 今回のリノベーションでは、K様がイメージする住空間のコーディネートに加え、他にも細かい施工が行われた。マンションは完全室内干しと決められているため、洋室1室を室内干しや収納専用の部屋に充て、天井に電動で上下できる室内干しユニットとコートハンガーを設置。屋外から虫が室内に入ってこないよう、窓の内側には網戸を取り付けた。網戸はマンション販売元のオプションでも取り付けられたが、価格で選んだという。さらに相談の上、ダイニングテーブルのガラス天板もぴったりのサイズを設置した。
 たとえ新築マンションでも、家族みんなが心からの満足感を感じながら毎日を暮らすために、細部にまでこだわって妥協することなく、イメージ通りの雰囲気と暮らしやすさを追求したK様。今後、新築マンション購入を検討する方にとって参考になることが多いかもしれない。
娘さんの部屋。
アクセントクロスとカーテンは娘さんが選択した。
表面に光沢感のあるパープルのアクセントクロスは、見る角度によって表情が異なるユニークなもの。
カーテンはリリカラで、かわいいタッセルはネットで見つけて購入
玄関を明るくしたいと、壁にキラキラ感のあるエコカラットと、それに合わせて作ってもらったという鏡を天井高まで採用。
エコカラットは大きめのサンプルを取り寄せてもらったことで想像しやすかったとか。
「鏡のおかげで玄関が広く感じられます」とK様
Renovationを終えて
細かい不満を全てクリアしてイメージ通りのわが家を実現

私たちの叶えたいイメージはあっても具体的にどうしたら良いか分からなかったのですが、話し合いを進めながらプランが固まっていき、完成を見たときは感動しました。
細かい部分に不満を感じながらずっと暮らすのはストレスがたまるはず。
マエダハウジングさんにはそれを全部クリアしてもらえたので大満足です。
Data
リノベーション費用/約420万円
※リノベーション当時の金額です

種  類 …マンション
築 年 数  …新築
延床面積 …116㎡(35坪)
施工面積 …96㎡(29坪)
施工箇所 …リビングダイニング、洋室4室、玄関
工事期間 …1カ月
家族構成 …夫婦+子ども2人
施  工 …マエダハウジング八丁堀店