株式会社 平田タイル 広島支店 タイル・エクステリア建材課 課長 藤井 豊樹さん

国内外から買い付けた豊富なタイルの中から
イメージを実現するための提案を的確に
兵庫県出身の藤井さんは、入社直後から広島勤務となり、タイル販売と施工を行う部署に配属。国内外からタイルを買い付け、販売や施工まで手掛ける会社で当初は苦労したが、仕事に慣れるうちに自信も生まれ、全国タイル業協会の認定資格であるタイルスペシャリスト2級も取得した。
 マエダハウジングとの仕事では、施工は専門業者が行うため販売に特化。洗面台やキッチンまわり、玄関の床などに採用するタイルの販売が中心で、内装においては輸入タイルの人気が高いという。設計者と打ち合わせを行って使うタイルを決めていき、「伝えられたイメージを実現できるような提案をしていきますが、それが採用されたときが一番うれしいですね。打ち合わせも楽しいです」と藤井さん。こだわりの強い施主に対して見積もりのパターンが増えることもあるが、思い描くイメージを追求しながら根気強く提案を行っていくという。
 コロナ禍の影響で住宅の着工数は減少傾向にあるが、そんな中で藤井さんたちが力を入れているのが滑り止め工事。雨に濡れると滑りやすくなるマンションのエントランスなどに薬剤を塗布し、滑らないように安全性を高めるというものだ。これも既存を生かして安全性・快適性を高めるリフォームの一環といえ、藤井さんの仕事の幅も今後さらに広がっていく。
商品説明のためのカタログとサンプル。よりイメージしやすいよう、目地を入れたり大きめのサンプルを製作することも